ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奴隷」の意味・わかりやすい解説
奴隷
どれい
slave
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…主として農耕・牧畜に従事する独立自営の農民について用いられた。前4世紀アテナイの著述家クセノフォンは,《家政論》のなかで,農業に従事する人々をアウトゥールゴイと〈監督によって農業を行う者〉に分類しているが,前者が家族および少数の奴隷とともに自ら労働したのに対して,後者は自ら働くことなく多数の奴隷を使役して農業を行わせた。前7世紀初頭にまとめられた叙事詩人ヘシオドスの《農と暦(仕事と日々)》のなかには,アウトゥールゴイの姿がすでに明確に描き出されている。…
… 古代ギリシアにおける貴族支配は,しかしながら貴族と平民との身分差が小さいところに特色がある。この事実を示すのがボイオティア生れの詩人ヘシオドスの作品《労働と暦日(農と暦)》(前700ころ)であって,それによれば農民たちは貴族の政治的支配に服しながらも,社会的には土地および奴隷の所有者として,ほぼ対等の立場にあった。ヘシオドス自身が示すような平民による仮借ない貴族批判も,このような社会的状況のたまものであり,またそこにこそポリス民主政成立の歴史的前提があった。…
…またフンデルトシャフトの規模は,のちに密集村落となる数個または十数個の部落から成り立っているのが一般であった。 古ゲルマン時代の身分関係は,貴族をふくむ広義の自由民,解放奴隷,奴隷に分かれ,貴族と一般自由民の成年男子によって前述の民会が構成され,そこで王(レクスrex)または複数の首長が選出され,国家の大事が議せられた。したがって法理的にその統治権,軍司令権,財政制度などをみれば,王制のキウィタスと首長制のキウィタスの2種があったといえるが,当時の民衆の国家観に即していうならば,この両者の差はさほど根本的なものではなかった。…
… 17世紀後半以後は,ジャマイカにも生産がひろがり,18世紀にはこの島とフランス領のマルティニク,グアドループ両島が生産の中心となる。以上のどの植民地でも,サトウキビは黒人奴隷を労働力として栽培されたうえ,モノカルチャー化が進行したので,社会そのものが,少数の白人プランターと大量の黒人奴隷によって構成されるようになる。ふつうこのような変化を,〈砂糖革命Sugar Revolution〉とよんでいる。…
…この点は後述する。
【歴史】
[ジャズの母体]
ジャズを生んだアメリカの黒人が,西アフリカから強制輸送された奴隷を先祖とすることはよく知られている。奴隷輸送は16世紀初め,労働力を必要としていたハイチ(当時はサント・ドミンゴ),キューバなどのカリブ海諸島や南米ブラジルへ向け開始された。…
…これに対し,賤民は不自由民で,私的・公的な権利や利益の享有に制限が加えられていた。〈賤民〉という用語についてはいくつかの理解がありうるが,以下においては,奴婢(ぬひ)や奴隷を含めて,最も広義に解釈することにしたい。 中国における奴婢(奴隷と同義)の起源ははなはだ古く,甲骨文にもみえているが,その発生の状況を明らかにすることはできない。…
…奴隷を対象とする貿易は,奴隷制度の存在するところでは,つねになんらかの意味で存在したということができる。したがって,かつてのイスラム圏や奴隷制をおもな生産形態とした古代社会では,ほとんどのところでそれが見られた。…
…この人身の質入れ証文は,人身売買が盛んであった東国・九州地方などにとくに多く残っており,この人質は,この地方の戦国大名の徳政令の対象にもなっている。質入れの対象としては,債務者の子女または奴婢が多く,質の種類としては,占有質である入質(いれじち)と抵当である見質(みじち)があったが,いずれも質流れとなると人質は,債務奴隷として債権者の下人となった。また,地頭など在地領主が年貢などの課役を滞納した百姓から牛馬資財とならんでその妻子所従を人質としてとること,逃亡百姓の身代りとしてその妻子を人質として差し押さえることなども,通例として認められていた。…
…黒人奴隷兵(アブド)に対して,トルコ人,チェルケス人,モンゴル人,スラブ人,ギリシア人,クルドなどのいわゆる〈白人〉奴隷兵を指す。グラームghulāmともいう。…
※「奴隷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
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