プシュカラ湖(英語表記)Puṣkara

改訂新版 世界大百科事典 「プシュカラ湖」の意味・わかりやすい解説

プシュカラ[湖]
Puṣkara

インド,ラージャスターン州アジュメール市の北方36kmにある湖。ポーカルPokharとも呼ばれる。プシュカラは〈青蓮華〉のことで,ヒンドゥー教徒はこの地を創造神ブラフマー梵天)の聖地としている。ブラフマー神はかつて蓮華を手にしてこの地を訪れ,そこで神々を破滅させようと苦行をしていた悪魔バジュラナーバを発見した。するとその時ブラフマーの手から突然蓮華が落ち,その大音響震動のため悪魔が死んだので,以後その地をプシュカラと呼ぶようになったという。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android