ブロシェット(読み)ぶろしぇっと(英語表記)brochette フランス語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブロシェット」の意味・わかりやすい解説

ブロシェット
ぶろしぇっと
brochette フランス語

ブロシェットとは(くし)のことで、串に刺して焼く料理をいう。材料には、鶏(とり)肉、獣肉類、魚貝類、レバーなどに、補助材料としてタマネギ、ピーマン、キノコ類などが用いられる。まず串に肉類、野菜類などを交互に刺して用し、炭火にかざしたり網焼きにする。また、小麦粉をつけてフライパンで炒(いた)め焼きにすることもある。付け合せには、粉吹(こふ)きいも、フライドポテト、レモンなどを用いる。ソースとしては、ブラウンソース、ブール・ア・ラ・メートル・ドテルなどを添える。

[小林文子]

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精選版 日本国語大辞典 「ブロシェット」の意味・読み・例文・類語

ブロシェット

〘名〙 (brochette 「焼き串(ぐし)」の意) 肉、野菜などを金串に刺して焼いた料理。

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デジタル大辞泉 「ブロシェット」の意味・読み・例文・類語

ブロシェット(〈フランス〉brochette)

西洋料理のくし焼き料理。また、そのとき用いる焼きぐし。ブロセット。

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食器・調理器具がわかる辞典 「ブロシェット」の解説

ブロシェット【brochette〈フランス〉】

➀西洋料理に使う金串。
➁串焼き料理。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ブロシェット」の解説

ブロシェット【brochette(フランス)】

①西洋料理に使う金串。
②串焼き料理。

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世界大百科事典内のブロシェットの言及

【串】より

…串の字は誤用で,正しくは丳と書き,《和名抄》は丳を〈夜以久之(やいくし)〉,つまり,焼きぐしとしている。現在では洋風のブロシェットをも含めて金属製のものも多用されるが,古くは竹製がほとんどであった。日本料理の流派が成立した室町時代には,たとえば《四条流庖丁書》が〈大ヤキグシト云時ハ長一尺二寸,小ヤキ串ト云時ハ一尺成ルベシ,大焼串ノ時ハ,節ヨリ上七寸,節ヨリ下五寸〉といったぐあいに,流派ごとに寸法や削り方に規式を設けていた。…

※「ブロシェット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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