フリードリヒ・カルル(英語表記)Friedrich Karl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フリードリヒ・カルル」の意味・わかりやすい解説

フリードリヒ・カルル
Friedrich Karl

[生]1828.3.20. ベルリン
[没]1885.6.15. ポツダム近郊クライングリーニッケ
ドイツ,プロシア軍人。皇帝ウィルヘルム1世の甥。のちの陸相 A.ローンの指導で軍事教育を受け,1848年陸軍大尉,52年大佐,54年少将。 58年にフランスで軍事を研究,61年に騎兵大将となり,64年の対デンマーク戦を指揮。 66年のプロシア=オーストリア戦争時,ケーニヒグレーツの戦いで軍司令官として大勝を博し,70年の普仏戦争では,第2軍を率いて,A.バゼーヌをメッツに攻囲し降伏させて陸軍元帥となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android