デジタル大辞泉
「フリースタイルスキー」の意味・読み・例文・類語
フリースタイル‐スキー(freestyle ski)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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フリースタイルスキー
freestyle skiing
ジャンプや宙返りなどのアクロバティックな演技を交えながら滑降するスキー競技の総称。 1980年国際スキー連盟 FISによって承認され,1992年のアルベールビル・オリンピック冬季競技大会からモーグルが,1994年のリレハンメル・オリンピック冬季競技大会からエアリアルが正式競技および種目となった。モーグルは深い溝やこぶが並んだ急斜面を滑降し,スピード,ターンの技術,エアと呼ばれる空中演技2回を採点して合計点を競う。 1998年の長野オリンピック冬季競技大会では,モーグルの里谷多英が日本人女子として冬季オリンピック初優勝を飾った。エアリアルはかつてアクロバットスキーと呼ばれ,特設されたジャンプ台 (キッカー) から飛び出し,空中で宙返りやひねりなどの大技を2回行ない,踏み切り,距離,高さ,姿勢,着地を採点して競う。音楽に合わせて演技を行なうアクロ (バレエ) も種目の一つだったが,2001年までに世界選手権大会から姿を消した。代わりに,小さなジャンプ台や連続するこぶの斜面,カーブなどで設定された約 1000mのコースを複数で同時に滑り,着順を争うスキークロスなどが加わった。ほかにデュアルモーグル,ハーフパイプなどが含まれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「フリースタイルスキー」の意味・わかりやすい解説
フリースタイルスキー
スキー競技の一種。人工的なゲレンデやジャンプ台を利用して競技者が自由自在に,独創的な滑りやジャンプを演技するもの。種目はエアリアル,モーグル,スキークロス,ハーフパイプ,スロープスタイル,アクロがある。1960年代にアメリカの若者たちの間で流行し,初めは,アクロバット・スキー,あるいはホットドッグ・スキーと呼ばれていたが,1970年代にフリースタイル・スキーに統一された。オリンピック種目としてはエアリアル,モーグルと,2010年のバンクーバーオリンピックからスキークロスが,2014年ソチオリンピックからハーフパイプとスロープスタイルが正式種目となった。
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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