フランソア[メイロンヌ](英語表記)François de Meyronnes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

フランソア[メイロンヌ]
François de Meyronnes

[生]?
[没]1328頃
フランス,プロバンス地方出身のフランシスコ会士,スコラ哲学者。ドゥンス・スコツスの高弟。最高照悟にして鋭敏なる博士 doctor illuminatissimus et acutusと呼ばれた。師の形相論を継承し,存在を本質の一様態とした。ダンテに反対して教皇の世界支配を主張。『命題集注解』のなかで当時地動説をとった学者がいたことを伝えている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android