ヒナガヤツリ(雛蚊帳吊)(読み)ヒナガヤツリ(英語表記)Cyperus hakonensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ヒナガヤツリ(雛蚊帳吊)
ヒナガヤツリ
Cyperus hakonensis

カヤツリグサ科の小型の一年草。南日本および東アジア,オーストラリアに分布し,河岸草原に生える。茎は叢生し軟らかく,高さ5~25cmである。葉は短い葉身のある薄い鞘となる。花は8~10月に開き,花序は短い茎のわりには大きい。総包片は1枚で茎と同じか,やや長い。小穂は2~6個,花序の枝先に掌状につき,淡緑色鱗片舟形で緑白色で先は反曲する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android