バフサム(読み)ばふさむ(英語表記)Bafoussam

デジタル大辞泉 「バフサム」の意味・読み・例文・類語

バフサム(Bafoussam)

カメルーン西部の都市交通要地であり、コーヒーをはじめとする農産物集散地。バミレケ人が多く居住し、王宮がある。バフーサム。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バフサム」の意味・わかりやすい解説

バフサム
ばふさむ
Bafoussam

アフリカ中部、カメルーン西部の高地にある都市。西部州の行政・経済の中心をなす。バミレケ人の人口集中地域の中心地でもあり、人口24万2000(2001推計)、38万3191(2010推計)。交通の要衝にあたり、アフリカ横断道路(ラゴスナイロビ)が通過する。周辺の高地はコーヒー(アラビカ種)の産地で、市内にはその加工工場がある。市場には仮面や木彫り、ブロンズ像などバミレケ人、バムン人の伝統的工芸品が並ぶ。西方60キロメートルのチャンDchang(人口8万7000=2001推計、14万9257=2010推計)には、アフリカでもっとも興味をそそるといわれるバミレケ人の風俗がよく保存され、博物館もある。国立チャン大学のある大学町でもあり、学生増に伴う人口増が続いている。

門村 浩]

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