ネフスキー大通り(読み)ネフスキーおおどおり

世界の観光地名がわかる事典 「ネフスキー大通り」の解説

ネフスキーおおどおり【ネフスキー大通り】

ロシア第2の都市サンクトペテルブルグにある大通り。市の西側にある旧海軍省から東側のアレクサンドル・ネフスキー修道院まで延びるメインストリートである。◇作家ゴーゴリ著書『ネフスキー大通り』で、「ネフスキー大通りより立派なものは、少なくともペテルブルグには何ひとつない、この都にとって、この大通りは一切をなしているのだ。都の花ともいうべきこの通りに輝かしくない何があるだろう!」と書き出しているこの言葉が、ネフスキー大通りの外観を見事に表現している。通りの中央には、カザン聖堂がある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のネフスキー大通りの言及

【サンクト・ペテルブルグ】より

…左岸にはまたこの年に〈夏の庭園Letnii sad〉が作られ,ついで7年後に冬宮Zimnii dvoretsが建てられた。 サンクト・ペテルブルグの主要な幹線道路であるネフスキー大通り(ネフスキー・プロスペクト)にも長い改名の歴史がある。1713年造船所(現在の旧海軍省)と重要な交通路であったノブゴロド街道を最短距離で結ぶ一直線の道路が作られた。…

【ネバ[川]】より

…現,サンクト・ペテルブルグ)を建設した。サンクト・ペテルブルグの中心となる通りは,川の名にちなんでネフスキー大通りNevskii prospektと名付けられている。【川端 香男里】。…

※「ネフスキー大通り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」