ネグロ[川](読み)ネグロ

百科事典マイペディア 「ネグロ[川]」の意味・わかりやすい解説

ネグロ[川]【ネグロ】

アマゾン川の主要な支流の一つ。コロンビア西部のアンデス東麓に発して東流ギアナ高地に発するブランコ川を合わせ,マナウス付近でアマゾン川に合流する。全長2253km。アマゾン水系を代表する〈黒い水〉の川で,酸性が強い。ベネズエラ,コロンビアに近い流域は乾燥した草原地帯で牧牛が行われ,マナウス付近では河岸ジュート栽培が行われる。
→関連項目アマゾン[川]オリノコ[川]

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世界大百科事典(旧版)内のネグロ[川]の言及

【アマゾン[川]】より

…河口に達した1542年8月26日までの約9ヵ月間,エル・ドラド(黄金郷)を求めての苦難に満ちたアマゾン探索であった。この間オレリャーナの探検隊一行は左岸から合流するインキのように黒い大きな川を発見し,これにネグロ川と名を付けた。さらに,1542年6月24日には,2時間足らずではあったが,インディオと壮絶な戦いをした。…

※「ネグロ[川]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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