ドベネクの桶(英語表記)Dobeneck's pail

法則の辞典 「ドベネクの桶」の解説

ドベネクの桶【Dobeneck's pail】

リービッヒの最小養分の法則*,すなわち「生物成長はその生物が利用できる必須栄養素のうち最少のものに依存する」をわかりやすく図示したもの.長さ不等の木片を丸めてつくった桶では,一番短い木片に相当する深さまでしか水が入れられない.なお,最近の海外の文献類にはほとんど見かけない用語でもある(よく「ドベネクの樽」と記してあるテキスト類(特に栄養学方面)があるが,「樽」は本来,蓋(鏡板)のあるものだけを意味するから,ここの訳語に使うのは誤りである).

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android