キリシタン教理の入門書「Doctrina Christão」。1549年(天文18)のザビエルによる伝来以来,教理書邦訳の試行錯誤のなかでキリシタン版として出版された。91年(天正19)加津佐(かづさ)刊の国字本,92年(文禄元)天草刊のローマ字本,1600年(慶長5)長崎刊の国字本とローマ字本の改訂版がでている。師弟の問答形式で基本的なキリシタン教義がわかりやすく説かれている。「日本思想大系」所収。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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