デジタル大辞泉
「ダッチアイリス」の意味・読み・例文・類語
ダッチ‐アイリス(Dutch iris)
アヤメ科の多年草。オランダで品種改良されたもの。観賞用。4~5月ごろ、頂に2~3個の大形の花をつける。
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ダッチ‐アイリス
〘名〙 (
Dutch iris) アヤメ科の多年草。オランダで地中海原産の野生
アイリス数種のかけ合わせによって作り出されたもので、二〇世紀に入ってから広く一般に栽培されるようになり、日本でも特に
戦後になって観賞用としてよく栽培されている。
地下に
卵形で
皮膜に覆われた
鱗茎を持ち、これより葉と
花茎とを出す。葉は
線形で長さ三〇~四〇センチメートルとなり、白粉を布いた
緑色で溝を持つ。花茎は高さ四〇~八〇センチメートルに伸び、四・五月頃、この頂に二~三個の大型の花をつける。花被は三枚ずつ
二輪に並び、
外側の外花被はやや
円形で基部には密に長毛があり、内花被は倒披
針形。その形や色は品種によって変化が多い。〔万国新語大辞典(1935)〕
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「ダッチアイリス」の意味・わかりやすい解説
ダッチアイリス
おもに切花用に栽培されるアヤメ科の秋植え球根植物。オランダでスパニッシュ・アイリスとその他数種のアイリスの交雑によって作出されたもので,園芸品種が多い。葉は剣状で,4〜5月,30〜40cmの花茎に1〜2花をつける。花は外花被片は広く平開し,内花被片は狭くて立ち,中央に3岐した花柱が平開。花色は青紫・黄・白等。
→関連項目アイリス
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