ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タールクダール」の意味・わかりやすい解説
タールクダール
ta`alluqdār; tālukdār
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ヒンディー語で土地所有者、地主を意味する。元来はアラビア語のアラク(依存)を語源として、タールク(関係、税徴収対象地もしくは所有地)+ダール(をもつ者)の意味。北インド、アワド地方の彼らは大土地所有者として、インドの大反乱(1857)で反英に立ち上がり、鎮圧後は一転して対英協力者となった階層として知られる。
[長崎暢子]
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…これらヒンドゥー,ムスリムのジャーギールダールの中には,世襲化,在地化を強めて有力な土豪,領主となる者も現れた。また,インド北部,西部では17世紀以来,タールクダールと呼ばれる大土地所有者も存在したが,彼らは主としてラージプート族,ジャート,グージャルなどの上位カースト集団であり,パンジャーブ地方,西北部地方では彼ら有力カースト集団による同族的な共同所有村落(地主村落)を形成していた。
[南インド]
南インドではチョーラ朝時代にすでにバラモンたちによって運営されるブラフマデーヤ村落が形成されていた。…
※「タールクダール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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