ジョン・B. ワトソン(英語表記)John Broadus Watson

20世紀西洋人名事典 「ジョン・B. ワトソン」の解説

ジョン・B. ワトソン
John Broadus Watson


1878.1.9 - 1958.9.25
米国の心理学者。
元・ジョンズ・ホプキンズ大学教授,元・アメリカ心理学会会長,元・ウォルター・トムソン株式会社会長。
フォーマン大学で哲学と心理学、シカゴ大学大学院で心理学と神経学の研究を行う。1903年「動物の教育」と題する論文博士号を取得。’08年ジョンズ・ホプキンス大学教授。’13年コロンビアで行われた講演会で「心理学は行動のみを対象とする」「学習の原理としては条件反射のみ認める」「遺伝的要素を否定し、極端な環境主義」を主張した「行動主義」を提唱。行動主義の祖とされる。’15年アメリカ心理学会会長。’20年離婚に絡む問題で大学を去り、広告調査会社会長となる。著書に「行動主義」(’24年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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