ジョホール(読み)じょほーる(英語表記)Johore

精選版 日本国語大辞典 「ジョホール」の意味・読み・例文・類語

ジョホール

(Johore) マレーシア西部の州。マレー半島南端シンガポール島対岸にある。州都ジョホールバル。スルタンの統治する独立国であったが、一八八五年イギリスの保護国となった。一九四八年マラヤ連邦の成立参画ゴム、錫・鉄鋼を産する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョホール」の意味・わかりやすい解説

ジョホール
じょほーる
Johore

マレーシア西部、マレー半島南端にある州。狭いジョホール水道を隔ててシンガポール島と接する。面積1万8986平方キロメートル、人口256万5701(2000)。人口のほぼ半数は中国系住民である。州都はジョホール・バル北部中部には低山性の山地もあるが、大部分平地からなっている。19世紀末からゴム園開発の一大中心地となり、マレー半島でもっともよく開けた地方の一つである。そのほかアブラヤシ、パイナップル栽培、錫(すず)、鉄鉱採掘も行われる。

[別技篤彦]

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世界大百科事典(旧版)内のジョホールの言及

【承徳】より

…歴代の皇帝は毎年5月から9月まで百官をひきいて滞在したので,離宮南部にはしだいに都市が発達した。1793年(乾隆58)イギリスのマカートニー卿がここに乾隆帝を訪問して以来,ヨーロッパ人には熱河の音Rè héをなまったジョホールJeholの名で知られている。承徳というのは1733年(雍正11)に承徳州を置いたのが始まりで,中華民国では承徳県となり,1928年に熱河省が新設されると省都がおかれた。…

※「ジョホール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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