ジャクソンてんかん(英語表記)Jackson's epilepsy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジャクソンてんかん」の意味・わかりやすい解説

ジャクソンてんかん
Jackson's epilepsy

焦点てんかん部分てんかんなどともいう。大脳皮質の局所的損傷による限局性けいれん発作を主症状とするてんかん。イギリスの J.H.ジャクソンが 1863年に初めて報告したもの。今日ではこの名はあまり用いられていないが,のちにその研究から神経系進化解体理論が開花し,精神病理解にも新しい糸口となったので,この学派はジャクソン学派あるいは新ジャクソン学派と呼ばれるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android