シュテンゲル(英語表記)Stengel, Hermann von

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュテンゲル」の意味・わかりやすい解説

シュテンゲル
Stengel, Hermann von

[生]1832.7.19. シュパイエル
[没]1919.5.4. ミュンヘン
ドイツの政治家。国家学,財政学を修めたのち,バイエルン官界に入り,1876年以降大蔵省の参議官,81年からはその財務手腕を買われてドイツ連邦参議院におけるバイエルン政府代表となる。 1903年8月,帝国蔵相に抜擢されると,皇帝の海軍増強政策をまかなうための財政改革案を立て,従来もっぱら間接税に頼っていた帝国財政を,相続税の導入によって補強しようと努めたが,議会抵抗もあって十分な効果をあげるにいたらず,08年に退官した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android