シャストラン(英語表記)Chastellain, Georges

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャストラン」の意味・わかりやすい解説

シャストラン
Chastellain, Georges

[生]1415?
[没]1475. バランシエンヌ
フランスの年代記作者詩人。早くからブルゴーニュ公フィリップ善良公に仕え,顧問官,修史官を歴任。詩作品は非常に幅広く,数も多い。 1419年のジャン無畏公暗殺から 74年までの公国の歴史を綴った『年代記』 Chronique des Ducs de Bourgogneは,コミーヌの『回想録』とともに 15世紀の年代記文学を代表する作品で,騎士理想とともに政治上の冷静さ,現実主義の必要を説いている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android