シズラニ(読み)しずらに(英語表記)Сызрань/Sïzran'

デジタル大辞泉 「シズラニ」の意味・読み・例文・類語

シズラニ(Sïzran'/Сызрань)

ロシア連邦西部、サマーラ州都市ボルガ川と支流シズラニ川の合流点に位置する。17世紀に要塞が築かれたことに起源し、交易要地として栄えた。旧ソ連時代より第2バクー油田(ボルガウラル油田)の中心地一つであり、石油化学工業が盛ん。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シズラニ」の意味・わかりやすい解説

シズラニ
しずらに
Сызрань/Sïzran'

ロシア連邦西部、サマラ州の工業都市。ボルガ川の右岸、シズラニ川がボルガ川に流入する地点にある。人口18万8100(1999)。ボルガ・ウラル油田の中心地の一つで、石油加工、機械(重機械、コンバイン)、食品が主要な工業である。市の起源は、1683年ロシア南東境を守る要塞(ようさい)として発足し、19世紀後半に穀物取引と製粉業発展、ロシア革命後の油田発見以降、工業が発展した。鉄道分岐点。

[中村泰三]

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百科事典マイペディア 「シズラニ」の意味・わかりやすい解説

シズラニ

ロシアの都市。サマラ西方120km,ボルガ川に臨む河港都市。ボルガ・ウラル油田の一中心で機械,化学食料品などの工業が行われる。1683年創設。17万8804人(2009)。

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