サンタ・フェ鉄道(読み)さんたふぇてつどう(英語表記)Santa Fe Railway

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンタ・フェ鉄道」の意味・わかりやすい解説

サンタ・フェ鉄道
さんたふぇてつどう
Santa Fe Railway

アメリカ合衆国の大陸横断鉄道の一つ。正式の会社名はアチソン・トペカ・アンド・サンタ・フェ鉄道Atchison, Topeka & Santa Fe Railway。1995年にバーリントン・ノーザン鉄道と合併し、バーリントン・ノーザン・サンタ・フェ鉄道(2005年BNSF鉄道改称)となった。

 サンタ・フェ鉄道はシカゴ起点として南西に向かい、カンザス・シティを経て、ニュー・メキシコ州、アリゾナ州の高原を横断して、カリフォルニア州に入り、太平洋岸のサン・ディエゴロサンゼルスサンフランシスコに達していた。また、オクラホマ州テキサス州へも路線を延ばし、メキシコ湾岸のヒューストンガルベストンにも達していた。総延長1万2553キロメートル(1994)。西部開拓ルートの一つであったサンタ・フェ・トレイルに沿ってカンザス・シティと太平洋岸を結ぶ目的で、1858年アチソンとトペカを結ぶ鉄道(1872年営業開始)として設立され、1884年カンザス・シティとロサンゼルスの間を結ぶことに成功した。

青木栄一・青木 亮]

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