コンチーニ(英語表記)Concini, Concino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンチーニ」の意味・わかりやすい解説

コンチーニ
Concini, Concino

[生]? フィレンツェ
[没]1617.4.24. パリ
フランス王ルイ 13世治世の初期,フランス宮廷内で権力をふるったイタリア策士。フィレンツェの公証人の子。フィレンツェ時代からのマリ・ド・メディシス側近で,フランス王妃となった彼女のもとにおもむき,その乳姉妹と結婚 (1601) 。アンクル侯 Marquis d'Ancreの称号を得,アンリ4世暗殺後,摂政となった王妃の側近となり,権勢をほしいままにしたが,新国王ルイ 13世に嫌われて暗殺された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android