翻訳|Coney Island
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
アメリカ合衆国ニューヨーク市,ブルックリン区南端の大西洋に面した7マイル(約11km)に及ぶ砂浜。19世紀の初期からニューヨーク市の金持ちたちの海水浴場となり,やがて豪華なホテル,カジノ,演芸場,アイスクリーム・パーラーなどが建ち並びだした。1880年代からはローラーコースター,メリーゴーラウンド,展望車,それにホットドッグ屋などのひしめきあう,庶民の一大娯楽場と化した。3.5マイルに及ぶ遊歩道やニューヨーク水族館もある。1920年代の最盛期には,夏の休日に100万人,年間5000万人がここを訪れた。その後,何度かの火災を経てしだいに衰退し,高層アパートやスラム的な住宅があたりに接近してきている。オランダの植民地時代には,ここはウサギのすむだけの島だった。オランダ語の〈ウサギの島Konijn Eiland〉が,その地名の起源だという。いまでは陸続きとなり,正確にはロング・アイランドの半島であるわけだが,地名は島であり続けている。
執筆者:亀井 俊介
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ヨーロッパには,祭りなどをめぐり歩く移動遊園地の伝統があり,現在もフランスを中心に根強く残っている。 アメリカでは,マンハッタン島にあった広大な〈ジョーズの森〉,ロング・アイランドの海水浴場コニー・アイランドがしだいに遊園地化し,とくに後者は近代遊園地の祖というべき存在で,1882年に象をかたどった巨大なホテル〈ザ・エレファント〉が建造されて性格を一変した。1875年のフィラデルフィア万国博覧会の〈ソウヤー展望台〉が移設され,95年にはシーライオンパークとスティプルチースパークが開設された。…
※「コニーアイランド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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