ケト原性アミノ酸(読み)ケトげんせいアミノさん(英語表記)ketogenic amino acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケト原性アミノ酸」の意味・わかりやすい解説

ケト原性アミノ酸
ケトげんせいアミノさん
ketogenic amino acid

アミノ酸の炭素骨格はグリコーゲンになるもの,脂肪になるもの,その双方になるものの3種があるが,後2者のアミノ酸をケト原性アミノ酸といい,ほかの糖原性アミノ酸と区別している。フェニルアラニンチロシンロイシンイソロイシントリプトファンおよびリジンの6種 (いずれも必須アミノ酸) がこれに属している。これらを糖尿動物に投与すると,ケトン体排泄が増加する。

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栄養・生化学辞典 「ケト原性アミノ酸」の解説

ケト原性アミノ酸

 ケトン原性アミノ酸ともいう.対語は糖原性アミノ酸(glucogenic amino acid).ケトン体を生成する活性のあるアミノ酸.リシン,ロイシン,チロシン,フェニルアラニンが該当

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報