グレゴリウス10世(読み)グレゴリウスじっせい(英語表記)Gregorius X

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グレゴリウス10世」の意味・わかりやすい解説

グレゴリウス10世
グレゴリウスじっせい
Gregorius X

[生]1210頃. ピアチェンツァ
[没]1276.1.10. アレッツォ
イタリア人教皇(在位 1271~76)。本名 Tedaldo Visconti。司祭ですらなかったが 3年の空位ののち教皇に選ばれた。1274年リヨン公会議で,空位を防止するために教皇選出のための全枢機卿会議を制定。ギリシア教会との合同,新たな十字軍派遣を提唱した。また神聖ローマ皇帝ルドルフ1世の選出を助け,大空位時代を終わらせた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android