ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「司祭」の意味・わかりやすい解説
司祭
しさい
priest
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ローマ・カトリック教会、東方正教会、聖公会での名称で、「品級(ひんきゅう)の秘蹟(ひせき)」により叙品される教会職である。男性に限られる。ミサを執行し、信徒に洗礼、告解、終油の秘蹟を授け、福音(ふくいん)の宣教を行うなどの権能と責務とを有しており、これらの活動を通じて、司教職への協力者として、直接に小教区の信徒の司牧を行う。また司祭は、その日常の生活においても、真に司祭的、牧者的な生活態度をもって教会のもつ真理と生命を証(あかし)することが義務づけられており、ローマ・カトリック教会では、司祭的生活の理想として、妻帯は認められていない。司祭は、一般には神父という尊称をもってよばれることが多い。
[鶴岡賀雄]
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…キリスト教の聖職者,とくにカトリック教会の司祭に叙階された者の日本での尊称。教区司祭と修道司祭とを問わず用いられる点で,英語のFatherに当たる。…
…アイスランドは9世紀末からノルウェー西部地方をはじめとするスカンジナビアからの移住者のつくった社会である。彼らは有力農民の神殿hofを中心に祭祀共同体を組織し,かかる有力者はゴジgoði(司祭)とよばれた。このような有力者は集まって地域的集会heraðsthing(〈ヘラズherað(地域)の集会〉の意)を組織し,さらに人口増によって未開地が基本的に消滅した930年ころに,全島レベルの集会=アルシングAlthingに結集し,全島をさまざまなレベルの集会の体系に組織した。…
…聖職者の起源は必ずしも明らかでなく,またユダヤ教の祭司の権威と職能がどこまでキリスト教に受け継がれたかについても議論がある。すでに新約聖書のなかに監督(エピスコポス),長老(プレスビュテロス),執事(ディアコノス)の名称が見えているが,2世紀はじめのイグナティオスの書簡によれば,この3者がはっきり区別され,主教,司祭,助祭の3聖職の原型が成立していたと考えられる。このうち主教は教区の統轄者,司祭はミサ(聖餐式)を中心とする祭儀の執行者,助祭は主教および司祭の補助者である。…
…元来は聖遺物を納めた礼拝堂付きの司祭。のちに,学校,監獄,病院,大使館,軍隊に属する聖職者の総称となった。…
…これを長老と呼ぶ。キリスト教会の職務としても古くからあり,カトリック教会の司祭を意味する英語プリーストpriestもpresbyterと同語源である。プロテスタント教会の中で,長老によって教会的な行為を執行する制度をもつものに,長老派教会がある。…
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