クリスティアン1世(読み)クリスティアンいっせい(英語表記)Christian I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリスティアン1世」の意味・わかりやすい解説

クリスティアン1世
クリスティアンいっせい
Christian I

[生]1426.5.21. オルデンブルク
[没]1481.5.21. コペンハーゲン
デンマーク王 (在位 1448~81) ,ノルウェー王 (在位 50~81) ,スウェーデン王 (在位 57~71) 。オルデンブルク伯ディートリヒの子として生れ,デンマーク王に迎えられて,オルデンブルク王家を開いた。カルマル同盟を再建して3国の王となるが,スウェーデン民衆は独立を要求し,1471年大ストゥーレの軍はデンマーク軍を破り,実質上カルマル同盟を離脱。一方,60年クリスティアン1世は,シュレースウィヒホルシュタインの騎士団によってシュレースウィヒ公,ホルシュタイン伯に選ばれ,両地方がデンマーク領となる端緒となった。その称号も治世中にシュレースウィヒ=ホルシュタイン公と変更された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android