百科事典マイペディア 「キルワ[島]」の意味・わかりやすい解説 キルワ[島]【キルワ】 タンザニアのインド洋岸南部の小島。北部にはキルワ・キシワニKilwa Kisiwaniという,9世紀ペルシア人の創建した美しい港市がある。古くからインド洋交易の貿易港として繁栄したが,本土のバントゥー系の人びとによって16世紀ごろ滅ぼされたとされる。19世紀初めまで奴隷貿易の中継地ともなった。キルワ・キシワニの遺構は近くにあるソンゴ・ムナラ島の遺跡群とともに1981年,世界文化遺産に登録された。なおキルワ・マソコKilwa Masokoは,キルワ島対岸の本土に建設された新市。→関連項目タンザニア 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報