キュドネス(英語表記)Kydonēs, Dēmētrios

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キュドネス」の意味・わかりやすい解説

キュドネス
Kydonēs, Dēmētrios

[生]1324頃
[没]1397/1398. クレタ島
ビザンチンの神学者。ネイルス・カバシラスに学び,テッサロニカ高等教育を受けたあと,諸皇帝のもとで要職歴任。カトリック信仰に改宗 (1360) 。トマス・アクィナスの『神学大全』をギリシア語に訳したほか,アウグスチヌス,アンセルムスらの著作もギリシア語に翻訳した。ほかに書簡集,演説,小論文など多数の著作がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android