キャップ[ラグビー](英語表記)cap

翻訳|cap

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャップ[ラグビー]」の意味・わかりやすい解説

キャップ[ラグビー]
cap

ラグビーナショナルチーム一員としてテストマッチを戦った選手に所属協会から与えられる,金銀モールや房などで飾られたつばの小さな帽子 (キャップ) 。同時に選手のテストマッチ出場回数を示す単位として理解されている。発祥イギリスで,当初テストマッチごとにベルベットの帽子が贈られていたが,第1次世界大戦後,初めてテストマッチに出場した選手にかぎり帽子を与える制度に簡略化された。ラグビーには個人の表彰はないため,選手にとってはキャップが最高の栄誉となる。日本にこの制度が導入されたのは 1983年のことだが,それ以前のプレーヤーにもさかのぼって与えられた。ただし日本では対象試合が極端に少ないため,外国の強豪学生代表チームとの試合にもキャップを認める変則的な制度となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android