キツ・およぶ・まで(漢字)

普及版 字通 の解説


人名用漢字 7画

[字音] キツ
[字訓] およぶ・まで

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は乞(きつ)。乞は雲気の象で、气の初文。雲気を望んで祈る古俗があり、卜辞に「乞(もと)む」「乞(およ)ぶ」の義に用いる例がある。は「およぶ」意で「いたる」とよみ、わが国では「まで」とよむ。

[訓義]
1. およぶ、いたる。
2. ついに、おわる。
3. まで。

[古辞書の訓]
名義抄 オヨブ・イタル・ヲハル・コトゴトク・ツヒニ

[語系]
xit、訖・(既)kitは声義近く、すべて「至りとどまる」意がある。・訖は乞の声義を承ける字。は食が終わり、食に飽く意。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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