ガード

デジタル大辞泉 「ガード」の意味・読み・例文・類語

ガード(guard)

[名](スル)
攻撃や危険から身を守ること。また、そのためのもの。防御。「ガードが固い」「コピーガード
見張りや護衛をすること。また、その人。「要人ガードする」
ボクシングフェンシングなどで、防御の構えや動作。「ガードが下がる」
バスケットボールで、後衛
アメリカンフットボールで、センター両側にいる選手
[類語]守るかば保護する擁護する庇護ひごする守護する防護する警護する警衛する護衛する弁護する庇い立て

ガード

girderから》道路をまたいで架け渡した、鉄道線路の通る橋。陸橋。「ガードした
[類語]陸橋歩道橋跨線橋

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精選版 日本国語大辞典 「ガード」の意味・読み・例文・類語

ガード

〘名〙 (guard)
① 護衛すること。守り防ぐこと。また、その人。守衛門番。〔舶来語便覧(1912)〕
※広場の孤独(1951)〈堀田善衛〉五「戦争中、香港で、上海で、西貢(サイゴン)で〈略〉車の番や門番(ガード)をしていた大人たち」
② スポーツ用語。守備すること。また、その選手。防御。
(イ) バスケットボールで、後衛。
(ロ) ボクシングやフェンシングなどで、受けの構え。また、防御すること。
※太陽の季節(1955)〈石原慎太郎〉「仕舞いには自分の防禦(ガード)を忘れ振り降すようにして左右を振った」
(ハ) アメリカンフットボールで、スクリメージの時にセンターの両側にいる選手。
③ 防御のための道具、器具。

ガード

〘名〙 (girder から) 道路の上にかけられた鉄道橋。また、市街地鉄道高架橋。その下の部分は倉庫、車庫、飲食店などに利用される。
※風俗画報‐一六五号(1898)人事門「スパンとは橋台より橋台に至る間を云ふ、其れにガアード(鉄桁)を架するものなり」

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とっさの日本語便利帳 「ガード」の解説

ガード

両腕の構える位置で、上げ下げしながら相手のパンチをブロックする。

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世界大百科事典(旧版)内のガードの言及

【鉄道】より

…普通分岐器には直線から分岐する片開き分岐器,両開き分岐器,振分け分岐器,曲線から分岐する内方および外方分岐器があり,特殊分岐器には乗越し分岐器,複分岐器,ダイヤモンドクロッシングなどがある。分岐器の基本型である片開き分岐器はポイント部(転てつ器部),リード部およびクロッシング部(轍叉(てつさ)部)に大別され,クロッシング部はクロッシングとガードで構成されている(図3)。ポイント部は列車または車両の進路を決める部分であって,トングレールが左右に移動するようになっており,これを制御するための転換装置には手動式,電気式,電空式などがある。…

※「ガード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」