カード預金(読み)カードよきん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カード預金」の意味・わかりやすい解説

カード預金
カードよきん

普通預金であるが,預金通帳,届け出の印を使用しなくても,これに代えて取引金融機関が発行するカードによって預金の預け入れ,払戻しができるもの。従来の普通預金は預金者が住所氏名,取引用印鑑を届け出て口座を開設し,その店舗において預金通帳,届け出印で所定手続をして預金の預け入れ,払戻しを行うものであったが,この従来の取引方法のうえにカードを併用して (取引用印鑑を届け出ずにカードだけの取引もできる) ,同一金融機関の本支店全店だけでなく,提携金融機関 (わずかの手数料が必要) でも預金の預け入れ,払戻しができるようにしたものである。カードを使用する場合はあらかじめ預金者が任意の暗証 (4桁の算用数字) を届け出ておき,カードを使用する預け入れ,払戻しにはこの暗証によって取引する。

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