カンポマネス(英語表記)Campomanes, Pedro Rodríguez, Conde de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンポマネス」の意味・わかりやすい解説

カンポマネス
Campomanes, Pedro Rodríguez, Conde de

[生]1723.7.1. アストゥリアス
[没]1803.2.3. マドリード
スペイン政治家,経済学者,王立歴史学会会長。伯爵カルロス3世,同4世両王の側近として仕え,啓蒙専制主義の立場から政治を行なった。またフランス重農学派の影響を受けた経済学者で,国内移民,労働者の技術教育,農業協会,工業協会の設立などにより,スペイン経済の復興尽力。そのほか交通,通信を整備。著書『国民産業奨励に関する講演』 Discurso sobre el Fomento de la Industria Popular (1774) ,『手工業者教育とその発展に関する講演』 Discurso sobre la Educación Popular de los Artesanos y Su Fomento (75~77) 。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「カンポマネス」の解説

カンポマネス
Pedro Rodríguez Campomanes

1723~1802

スペインの啓蒙改革派官僚。下級貴族出身ながらカルロス3世に登用され,カスティリャ顧問会議議長を務めた。国王教権主義の立場から教会改革を行い,小農民の保護目的に農工業の振興を図る。主著は『民衆的工業論』。

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百科事典マイペディア 「カンポマネス」の意味・わかりやすい解説

カンポマネス

スペインの政治家,経済学者。王室顧問会議議長,王立歴史アカデミー会員。カルロス3世に仕えた啓蒙絶対主義者として有名。フランス重農主義の影響のもとにスペイン経済復興に尽力,農業協会,工業協会,国立銀行などを設立した。

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367日誕生日大事典 「カンポマネス」の解説

カンポマネス

生年月日:1723年7月1日
スペインの政治家,経済学者
1802年没

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