カイジ浜貝塚(読み)かいじはまかいづか

日本歴史地名大系 「カイジ浜貝塚」の解説

カイジ浜貝塚
かいじはまかいづか

[現在地名]竹富町竹富

竹富たけとみ島西岸、海岸線から約八メートル、標高約三メートルの砂丘地に位置する。先島先史時代後期からグスク時代への移行期の集落遺跡。北側に先島先史時代後期のコンドイ貝塚、東側にはグスク時代のカイジ村跡むらあと遺跡がある。一九九一年(平成三年)・九二年に発掘調査が行われた。層序は地山を含めて五枚。II層はグスク時代、III―IV層が先島先史時代後期の遺物包含層。III―IV層からは掘立柱の建物跡三棟を検出

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android