オーバー・ローン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーバー・ローン」の意味・わかりやすい解説

オーバー・ローン

都市銀行の貸出しが預金を上回り,恒常的に日本銀行からの借入れに依存している状態をいう。間接金融に大きく傾斜している日本では,第2次世界大戦前から多かれ少なかれみられた現象であるが,特に戦後金融構造において大きな特徴となっている。 1955年以降の高度成長期を迎えて経済成長に必要な通貨をいかなる方法で供給するかという問題と関連して,オーバー・ローンの是非がしばしば大きな論議を呼んだ。

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