オリーブオイルは超自然派のスキンケア商品(読み)おりーぶおいるはちょうしぜんはのすきんけあしょうひん

食の医学館 の解説

おりーぶおいるはちょうしぜんはのすきんけあしょうひん【オリーブオイルは超自然派のスキンケア商品】

食用油のなかでも、とくに健康によいと評判のオリーブオイル胃腸調子をととのえ、動脈硬化予防する食用油として、最近でこそ日本でも話題になっていますが、地中海地方では古代ギリシャ時代からそのパワーを重視してきました。
 その秘密はオリーブオイルにたっぷり含まれるオレイン酸にあります。とくにエキストラバージン・オリーブオイルには食用油のなかでも群を抜く70%ものオレイン酸が含まれています。オレイン酸が悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールをふやすため、動脈硬化を予防。また酸化しにくく、熱に強い性質もあり、しかも人間の皮脂にもっとも近い組織をもっています。
 じつはオリーブオイルは“食べてよし”だけでなく“塗ってもよし”の油だったのです。
 人間の皮脂に近い組織をもつだけに、肌に馴染みやすく、塗った感じもサラサラ。肌荒れ乾燥改善し、しっとりとした肌を保つだけでなく、肌のバリア機能を回復できるため、皮膚の保護膜が薄くなった主婦湿疹でも利用できます。
 またオリーブオイルには、そのほかビタミンEやポリフェノールなどの成分も含まれています。肌荒れや乾燥の予防・改善だけでなく、シミシワなど肌の老化を防ぐ作用や、日焼け防止やメイク落とし、髪の手入れなど、さまざまな利用方法でその効果が期待できます。

出典 小学館食の医学館について 情報

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