デジタル大辞泉
「オランダ苺」の意味・読み・例文・類語
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オランダ‐いちご【オランダ苺】
〘名〙 バラ科の多年草。アメリカの大果性のものと
ヨーロッパの小果性のものから一七、八世紀ごろオランダで作られたものが
原種で、江戸末期渡来した栽培種。茎は長くのびてはい、節から根を下ろし繁殖する。葉は倒卵状菱形の小葉三枚が
掌状につき、縁に
鋸歯(きょし)があり、葉裏、
葉柄、茎には軟毛が密生する。春、白い五弁の花が咲く。実は
花托(かたく)がふくらんだ肉質の
偽果で赤く熟す。
主産地は静岡県、兵庫県などで、形、大きさは
品種により変化が多く、生で食べたり、
ジュース、
ジャム、
苺酒などに加工する。
いちご。せいよういちご。ストロベリー。
▼オランダいちごの花《季・春》 〔和訓栞(1777‐1862)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報