オラクル(神託)
おらくる
oracle
ラテン語orareから派生した語で、神託とも訳される。人間は、人生の、あるいは国家、社会の難局に直面すると、人力を超えた神の指示を仰いできた。そのようなとき語られる神のことばがオラクルである。オラクルの種類は、神のことばを聞く手段によって夢神託(オラクル)、占い神託、忘我状態の巫者(ふしゃ)によって語られるオラクルなどがある。古代ではギリシアのデルフォイのオラクルが有名である。
[月本昭男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例