エロス(小惑星)
えろす
Eros
小惑星433番の名。1898年にドイツのウィットが発見。軌道の長半径が1.46天文単位で、当時知られていた小惑星のなかでは格段に小さく、地球にたいへん接近することがあるため注目を集めたが、今日ではさらに小さな軌道のものがいくつも知られる。5.27日の周期で明るさが著しく変わることから、細長い形のものがこの周期で自転していると考えられたが、近年の測定では長さ35キロメートル、幅16キロメートル、厚さ7キロメートルほどと求められている。
[村山定男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例