エチオピア音楽(読み)エチオピアおんがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エチオピア音楽」の意味・わかりやすい解説

エチオピア音楽
エチオピアおんがく

キリスト教の一派コプト教の典礼音楽がよく知られている。また各民族の間で,伝統的な宗教と結びついた音楽や舞踊が行われている。北部ではアラビア音楽の影響が強く,西部ではスーダン的な黒人音楽が盛ん。音階は5音音階が圧倒的に多く,リズムは多種。合奏形態では太鼓が激しい動きをみせる。反復形式と英雄賛歌が多い。1弦の擦弦楽器マサンコ,両面太鼓カバロ,縦笛サンザが代表的な楽器。

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世界大百科事典(旧版)内のエチオピア音楽の言及

【エチオピア】より

…正式名称=エチオピア連邦民主共和国Federal Democratic Republic of Ethiopia面積=113万3882km2人口(1996)=5671万人首都=アジス・アベバAddis Ababa(日本との時差=-6時間)主要言語=アムハラ語,オロモ語,英語通貨=ビルBirrアフリカ大陸北東部に位置するアフリカ最古の独立国。1974年の革命で帝政が倒れたのち社会主義が宣言され,臨時軍事政権のもとにあったが,87年民政移管をはたした。…

※「エチオピア音楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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