ウーチャン(武昌)(読み)ウーチャン(英語表記)Wuchang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウーチャン(武昌)」の意味・わかりやすい解説

ウーチャン(武昌)
ウーチャン
Wuchang

中国華中地方,フーペイ (湖北) 省の省都ウーハン (武漢) 特別市東部の区。チャン (長) 江の右岸,ハン (漢) 水の流入点の対岸にある。ハン水河口のハンヤン (漢陽) ,ハンコウ (漢口) とともに武漢三鎮と呼ばれていたが,1950年合併してウーハン市となった。交通,軍事の要地であるため,三国時代に呉の孫権が城を築き,江夏と呼ばれた。元で武昌路,明では武昌府の治所で,清ではフーペイ省の省都となった。 11年辛亥革命口火となった武昌蜂起の地としても名高い。人民共和国ではおもに市の政治的な機能をになっているが,ウーハン鉄鋼コンビナートなどの大工場も立地する。人口 77万 462 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android