日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウドンゲ」の意味・わかりやすい解説 ウドンゲうどんげ / 優曇華[学] Ficus racemosa L.Ficus glomerata Roxb. クワ科(APG分類:クワ科)の常緑高木。ウドンゲノキともいう。原産地はインドで、樹形はガジュマルに似る。花はイチジクと同様に壺(つぼ)状の花托(かたく)の内面につき、小形で外からはみえない。果実は約3センチメートル、形はイチジク状で食用とする。葉はゾウや家畜の飼料にする。樹液はゴム質を含み、とりもちをつくる。材は上質ではないが、建築材とされる。[星川清親 2019年12月13日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例