百科事典マイペディア の解説 ウォルフラム(エッシェンバハの)【ウォルフラム】 ドイツの中世宮廷叙事詩を代表する詩人。無邪気な自然児が騎士の理想像に成長する苦難の道程をうたった2万5000行の叙事詩《パルチファル》はドイツ教養小説の祖でもある。アウエのハルトマン,シュトラスブルクのゴットフリート(ゴットフリート・フォン・シュトラスブルク)とともに中世ドイツの三大叙事詩人といわれているが,強烈な独創性と豊かな思想で抜きんでている。→関連項目ミンネゼンガー 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報