ウイリアム・サマセット モーム(英語表記)William Somerset Maugham

20世紀西洋人名事典 の解説

ウイリアム・サマセット モーム
William Somerset Maugham


1874.1.25 - 1965.12.16
英国の小説家。
パリ(フランス)生まれ。
パリに生まれ、ロンドンの聖トマス病院付属医学校で医師の資格を取得、助手としてロンドンの貧民窟ランベスで医療に従事、ここでの経験が小説「ランベスのライザ」(1897年)となり注目を浴び、作家生活に転じる。戯曲「フレデリック夫人」(1907年上演)がヒット、小説「人間の絆」(’17年)で小説家としての地位確立、「月と6ペンス」(’19年)、「雨」、「赤毛」を含む短編集「葉のそよぎ」(’21年)で大成功をおさめ、創作力は晩年まで続き、「カタリーナ」(’48年)等の作品がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android