インド奉仕協会(読み)インドほうしきょうかい(英語表記)Servants of India Association

改訂新版 世界大百科事典 「インド奉仕協会」の意味・わかりやすい解説

インド奉仕協会 (インドほうしきょうかい)
Servants of India Association

インド政治・倫理団体。国民会議派指導者一人で,立憲的自治運動に尽力したG.K.ゴーカレーによって,1905年プネー(プーナ,マハーラーシュトラ州)に設立された。さまざまな分野の人を集め,各分野で考えうるあらゆる立憲的手段を講じ,インド人の真の利益を図るために奉仕する伝道者を育てることを目的とした。
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世界大百科事典(旧版)内のインド奉仕協会の言及

【ゴーカレー】より

…近代インドの教育者,政治家。社会改革の分野でも活動した。1897年以来何度か渡英し,イギリス自由主義の影響を受ける。国民会議派に参加し,1905年の年次大会議長もつとめるが,親英的穏健派グループを代表し,ティラクら急進的民族派と対立。同年,教育・社会改革を目的とするインド奉仕者協会Servants of India Societyをプネー市に設立。ガンディーの南アフリカでの闘争を支持し,しばしば彼に助言を与えている。…

※「インド奉仕協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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