ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーガイル(伯)」の意味・わかりやすい解説
アーガイル(伯)
アーガイル[はく]
Argyll, Archibald Campbell, 9th Earl of
[没]1685.6.30. エディンバラ
スコットランドの貴族。初代アーガイル侯の長男。 1648年から大陸に遊び,50年帰国して皇太子チャールズ (→チャールズ2世 ) の近衛隊長になり,イングランドと戦ったがダンバーの戦いで敗れた。その後もスコットランドで国王派として活躍し,王政復古とともにチャールズ2世の宮廷に登用され,63年伯爵,64年スコットランド枢密顧問官。 81年主教制度護持のためのスコットランド審査法に反対して裁判にかけられ,死刑を宣告されたがオランダに逃亡,この地でモンマス (公)と接触,彼の反乱計画に加担。 85年5月スコットランドに戻り,モンマス公に呼応して挙兵したが失敗し,逮捕,処刑された。
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