アレクサンドル ダーレオーエン(英語表記)Alexander Dale Oen

最新 世界スポーツ人名事典 の解説

アレクサンドル ダーレオーエン
Alexander Dale Oen
水泳

水泳選手(平泳ぎ)
生年月日:1985年5月21日
国籍:ノルウェー
出生地:ベルゲン
経歴:自宅そばの海辺が遊び場で、ボートから落ちたときに溺れないよう、4歳で水泳を始める。2004年アテネ五輪は男子100メートル平泳ぎに出場し予選敗退。2005年世界選手権100メートル平泳ぎ7位。2006年世界短水路選手権100メートル平泳ぎ3位。2007年世界選手権100メートル平泳ぎ8位。2008年欧州選手権100メートル平泳ぎで初優勝し、世界ランク3位に入る。北京五輪は100メートルと200メートル平泳ぎに出場。100メートル平泳ぎ準決勝で、世界歴代2位の59秒16までタイムを伸ばし、決勝では北島康介に次いで2位に入り、銀メダルを獲得。競泳でノルウェー初の五輪メダリストとして母国で高い評価を受けた。2010年欧州選手権100メートル平泳ぎ優勝。2011年世界選手権100メートル平泳ぎでは58秒71をマークし、4位だったライバル北島に1秒32の大差を付けて金メダルを獲得。58秒71のタイムは高速水着が禁止された2010年以降、初の58秒台だった。2012年8月のロンドン五輪では北島の最大のライバルになると見られていたが、4月合宿先の米国アリゾナ州フラッグスタッフのホテル浴室で倒れ、26歳の若さで亡くなった。死後解剖により、死因は心臓冠動脈の凝血による心臓まひであることが判明した。

出典 日外アソシエーツ「最新 世界スポーツ人名事典」最新 世界スポーツ人名事典について 情報