20世紀西洋人名事典 「アミール・アリー」の解説
アミール・アリー
Amīl Alī Sayyid
1849 - 1928
インドの法律家,思想家。
元・カルカッタ高裁判事。
カルカッタ大学卒業後、英国で弁護士資格を取得。1877年民族ムスリム協会を設立、ヨーロッパ人にイスラムの優秀性を説き、逆にムスリム・インテリ層には西欧近代思想を援用して西欧に対する自信を植え付けようと努めた。1890年にカルカッタ高裁判事となったが、1904年からイギリスに定住して、ヒンドゥーに対するムスリムの利害を代弁した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報