アジア太平洋地域質保証ネットワーク(読み)アジアたいへいようちいきしつほしょうネットワーク

大学事典 の解説

アジア太平洋地域質保証ネットワーク
アジアたいへいようちいきしつほしょうネットワーク

2004年に世界銀行とユネスコの支援を受け,アジア地域の高等教育の質保証機関の機能と連携を強化することを目的に,オーストラリアのヴィクトリア州で登録された非営利団体。「高等教育質保証機関国際ネットワーク:INQAAHE」と連携する地域ネットワークとしての役割も果たしている。2008年にはAPQN憲章(第7版)が正式にヴィクトリア州政府によって公認された。おもな活動は高等教育の質の改善や維持に関するグッド・プラクティス(GP,模範的取組事例)普及や経験の共有,研究プロジェクトへの支援,質保証機関への助言や機関間の連携促進,そして高等教育の各種認証評価基準や評価方法のガイドライン策定と普及等である。2005年には17機関の登録であったが,のち会員数が急激に拡大し,2013年9月現在,36ヵ国・地域から137の質保証機関や大学機関が登録している。
著者: 堀田泰司

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報